INAXとトステムで共同開発されたシステムバスルーム「ラ・バス」は、排水口やドア、洗い場床といった掃除に手間がかかる箇所にこだわった新技術が搭載されている。例えば、床には油をはじく撥油機能と、水になじむ親水機能をあわせ持つ特殊な表面処理を開発。油をはじく撥油基の働きで身体から出る皮脂汚れが床に付きにくく、加えて水となじむ親水基の働きによって、皮脂汚れを浮かせて落としやすくする。また、床面は従来のものに比べて目地の量を減らすとともにその溝を広く・浅くし、表面処理との相乗効果を図っている。ドアに関しては、空気の通り道を縦に配置し水平面を少なくすることでホコリの溜まりを最小限に抑え、また足元から冷たい空気が極力入らないような仕組みを採用、さらにはカビやすい浴室側のパッキンをなくし、樹脂パネルの段差を少なくしている。また、従来の製品では壁パネルに浴槽を付けていたが、「ラ・バス」では壁パネルの下を通って裏側に浴槽を付ける構造を採用したため、壁と浴槽に隙間ができず浴槽の裏側を清潔に保つことができる。排水口には近年開発された排水によるうず流の力で髪やゴミをまとめる「くるりんポイ」排水口が搭載されている。
また、建築上の納まり具合も改善されている。従来の構造では壁パネルとフレームとをあわせて壁載置寸法44mmのところ、外法寸法であるフレームの部分を薄くすることで25mmまで抑えた。そのため、狭小住宅や防火構造、リフォームへの納まりなど、幅広い建築に対応できるようなつくりとなっている。また、スペースが狭いリフォーム現場でも搬入・組み立てしやすいよう、洗い場・浴槽・エプロンを分割した3分割構造を採用し、施工性にも優れる。
なお、普及価格から高価格まで6種類の価格プランを設定し、今までの普及価格帯だけでなくワンランク上の質を求めるユーザーにも満足できるようデザイン性も重視した。壁や照明の色なども豊富なバリエーションを揃え、ユーザーの要望に対しきめ細かに対応できるようになっている。 |