インテリアにおいては、デザインとマテリアル、これにさらに照明と自然の光をうまく組み合わせることによって、他では体験することのできない唯一無比の空間が実現されることがあます。たとえば、隈研吾建築都市設計事務所の「銀山温泉 藤屋」の浴室空間では床・壁・天井が木の線材によって構成され、さらにこの空間的効果を高める照明を組み合わせることによって、特異な空気感がつくり出されています。
この号では、デザインとマテリアル、光の関係がうまくデザインされたインテリアの事例をドイツやイタリアなどヨーロッパを中心に9作品を集めて紹介いたします。
この号から新連載がふたつ始まります。ひとつは「VANGUARD OF ARCHITECTURE」で、日本の現代住宅の先鋒(vanguard)として、現在の建築状況を牽引している人たちから話をうかがい、彼らが目指す方向から、現代建築の可能性と方向性を探っていきます。第1回は、藤本壮介氏の仕事を紹介します。ふたつ目は「Bringing out the Project」で、建築の設計時におけるさまざまな実務的ポイントを中心に、建築家とさまざまなコラボレーターとの対話から浮かび上がらせると同時に、デザインスタート時からの建築アイデアの変遷を詳細に伝えます。1回目は、遠藤政樹、名和研二の両氏に登場いただきました。
さらに連載「環境にやさしい建築」の第2回では、太田浩史氏に日本の建築分野での環境の取り組みについて、70年代から現在までの話をうかがっています。
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