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2007/2/28発売 4月号
編集長インタビュー−1
息の永い、空間になじむ家具づくり
AD CORE DEVISE INC. エーディコア・ディバイズ
デザイナー 瀬戸 昇氏に聞く
<3/3Page>

DJ それを生み出した時代自体が変わってしまうと……。
瀬戸 たぶん古いなって、思うようになりますね。そうではなくて、なんとなくセンスの良いもの、いま世の中にデザインとして残っているものはなんだろうと。非常にオーソドックスだけれども、何かその時に感じられる「サムシング」があれば、僕は永く使ってもらえると思います。それがあまりにもオーソドックス過ぎてしまうと、ただのつまらないデザインの家具になってしまうし、デザインし過ぎると、さっき言ったみたいにすぐ飽きられてしまう。そのあたりのサジ加減を、自分ではコントロールしてきたつもりですが…。



DJ 最後に、最近のお仕事の中でも特に、こだわりのある作品についてお話を伺いたいのですが。
瀬戸 AD COREラインについては、ひとつひとつの製品がデザインの完成形という意味で、全てにこだわりのある作品です。最近の「NEO CLASSICO/ネオクラシコ」というシリーズでは、スタイルとしての生活様式ということで、レジデンツを意識したデザインになっていて、素材感とか、座り心地とかに、とてもこだわって創っています。
最近のデザインとしては、〈AD CORE〉とこの〈NEO CLASSICO〉のふたつのシリーズがあります。仕事の進め方がそれぞれ違いますが、〈NEO CLASSICO〉というのはこれまでの伝統的な、職人さん的な製作手法をとりながら、洋服のようにスタイルとして全体的な枠組みからデザインをしていて、〈AD CORE〉はCERVOだったらCERVOとシリーズごとに完結するデザインになっています
DJ 〈NEO CLASSICO〉シリーズの評判はいかがですか?
瀬戸 今は〈AD CORE〉シリーズに迫って、非常に需要が増えてきています。〈NEO CLASSICO〉シリーズは〈AD CORE〉のデザインの様に、構造から考えて創っているデザインと違って、学生時代に私が学んだ、伝統的な手法を使ってデザインしているもので、本来自分がやりたかったデザインなんです。伝統的なものを取り入れながら、そこに新しいものを加えて、人に優しい、良いものを創っていけないかなと考えています。〈NEO CLASSICO〉シリーズをデザインし始めた4年前には、まだまだクラシックテイストが、そんなに受け入れられない頃だったのですが、今ではクラシコスタイルが見直されているような気がします。今こそ、そういうものを創っていく時期なのかなと。職人さん的な非常に繊細なデザインが見直されつつある中で、僕はそういうものを大切にしていきたいと思っています。今は、簡単に、イージーに出来るものではなく、技術的な面でも、意識の面でも、我々の生活レベルが豊かになるイメージを持ったデザインが求められていると思います。




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